株六ぶろぐ

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普通自動二輪免許取得体験記

パソコン内の整理をしていたら、「普通自動二輪免許取得体験記」が出てきたので公開します。

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というわけで、本日は試験場に繰り出して来ました。
先週、試験場に電話して確認したところでは、

・二輪の一般外来は月曜日のみ
・普通自動車を持ってるなら受け付けは午後1時から
・ヘルメット・かかとのある靴・グローブ・長袖長ズボン持参
・予約はいらない ←これ重要

とのことでした。
9時くらいに起きて、しばらく相場を見ていて、10時半くらいに家出発。試験場に着いたのは11時20分くらい。
早めに来たのは、売店でコース図買って、コースを頭に叩き込む時間が必要だろうと思ったから。
試験場インは11時30分くらい。
試験課とか書いてある棟に入ってみると、他の客はなぜか外国人ばっか5人くらい。
メット持ってしばらくイスに座ってたんだけど、窓口の一つに、
「案内 INFORMATION」
とかいう窓口があったので、そこに行って一応確認しておこうとチャイムみたいなのを押したら、窓がガーっと上がって、米長クニオ(←将棋棋士)似のおっさん登場。

株六「すいません、今日一般外来で小型二輪受けにきたんですけど」
クニオ「あれー?今日、小型の受験者なんていたっけっかな?」
とか言いながら、奥から帳簿みたいなのを取り出してくる。
クニオ「お名前は?」
株六「株・株六です」
クニオ「んーー? ねえぞ。おたく、予約した?」
株六「ええ? 電話で問い合わせた時は予約はいらないって言われたんですけど」
クニオ「ダメダメ、予約しなくっちゃ。じゃ、来週の月曜日でとっておきますからね。えーと、アブ・株六さんね」
株六「いや、アブじゃなくてカブなんですけど。っていうか、来週は仕事があるんで難しいです」

とやりとりしていたら、奥から某俳優似のおっさんが出てきて、

俳優「小型二輪? だめだめ、やめとけって。おたく、うちで使ってる小型がどんなおっとろしいバイクなのか知ってんの?」
株六「ええ?左ハンドルとか?
と、ちょっとボケてみたのに、俳優似クスリともせず
俳優「来年になったら、小型の車両が新しくなるから、来年来なさい」
株六「どんな風におっとろしいんですか?」
俳優「もー、ボロボロもボロボロ、オンボロよ。あいつだったら、俺が受けても絶対不合格だし、俺は今まであいつで試験受けて合格した奴を見たことない。来年になったら新車だから、来年来た方がええよ」
株六「うーーん。なんとかなる可能性とかってないんですかね」
俳優「ないない、絶対無理だよ、あんなオンボロじゃ。アイドリングしてるだけで勝手にエンストはする、ほぼ確実にギアは入らない、辛うじて入ってもすぐ抜ける。どうだ? すごいだろ?

はっはっ。そりゃすごい。すごすぎるぜ(爆)。

クニオに、
「じゃ、どうします?」
とか聞かれて、やっぱり「何が、じゃ、なんだ」と思いながら、予約はしないできました。

・予約は2週間前にはした方がいい
・電話でも予約可能、
・現状は月曜日のみ試験日だけど、来年から、月・水・金にやるかどうかを検討中

などの情報を仕入れて、本日はしゅーーりょーー、11時50分(爆)。
簡潔にまとめると、50分もガソリン焚いて出向いて行って、『試験には予約が必要です』ということを確認しに行っただけ(爆)。

でも、巷で噂されているような横柄な印象はなかったなぁ。結構さわやかなおっさん達でした。

せっかく来たのにこのまま帰ってもしょうがないんで、とりあえずコース図(経路は描いてない)を買って(1枚50円なんだけど、俺が好印象(爆)だったのか、4枚100円でした)、試験コースが掲示されている2階に移動して、1コースと2コースをコース図に描き込んでみました。


それが終わってまだ12時20分。せっかくだから、今日の受験者の走りを見てみようと1時くらいまでロビーで待っていたら、ちらほらとメットを持った人が入場。
試験官と談笑していた、おそらく地元大の学生2名(談笑内容から推測)、34くらいの坊頭のおっちゃん、一見台湾人風のI○氏(←名前呼ばれてた)、試験官と顔なじみ風な40くらいのおっちゃん、皮ジャン着た年齢不詳な兄ちゃんの計6名。

1時45分頃より、いよいよ試験開始。
どうやら、全員大型二輪な模様。試験車両は、ホンダのVFR750K(←どんな特性のバイクか知らない(笑))。フゥィーーン、フゥィーーンみたいな排気音。

一番手は、地元大の髪の長いにーちゃん。ブーツもかっちょいいし、ライダージャケットみたいなのを着て、メットもSHOEI。ぬぅー、こいつはやるだろ、やらなきゃ嘘さ。発進して外周回って、波状路は無事こなして、一本橋へ。一本橋に載ったと思ったら、あっという間に落下。しゅーりょー。

ええっ?!

「俺、ちょーーーだせーーよーー」
と嘆いていました。二番手は、台湾人風のI氏。波状路は無難に行って、一本橋は落ちなかったけどスルスルと6秒くらいで通過。おいおい、大型で6秒はやばいんちゃうの?とか思いながら見てて、スラロームはいいリズムでクリア。お、このまま減点なくいったらもしかしたら、と思って見てたら、S字をクリアしたその先で、急に右手を上げて停止。

なんだ、どうしたんだ?ギアが入らなくて諦めたのか?

見てたら、しまいにゃヘルメットも脱ぎだして、何か叫んでる。

「コース忘れましたあ!」

ははっ。

コースを教えてもらって再開したけど、クランクでふらふらして、右足ついて左足ついて、最後はおばはんみたいに両足ブラブラ着けて、しゅーーりょーー。
3番手の坊頭のおっちゃんは、波状路のある車線に入る時に出した左ウィンカーを出しっぱなしのまま波状路をクリアして、一本橋の前で気づいて消すも、それに動揺したのか一本橋の中腹で落下。しゅーりょーー。
4番手はおとなし目の地元大生。発進して、外周に出る前の一時停止でいきなりエンスト。だいじょーぶかなー、これー。波状路・一本橋(9秒)ときてスラロームで最後のパイロン倒してしゅーーりょーー。

大型二輪の一発試験者はもっと上手なのかと思ってたけど、みんな結構下手でつねw
そりゃまー、慣れてない車両で激しい緊張感の中で乗るんだから、いつものようにはいかないんだろうけど。これがアリなら、俺もいきなり大型いってもアリなのでわ? とちょっと勘違いしそうに。

と、思っていたら、5人目の40くらいのおっちゃんはうまかった!
一本橋も12秒くらい載ってたし、スラロームもキビキビとした走りでクリア。S字はしなやかに(笑)通過、クランクでは超低速でもふらつくことなく、当然足も着かずにクリア。坂道発進も問題なく、短制動もロックすることなく、かつエンストもせずにピタリと停止。そうそう、これこれ。こういうのを待っていたんだよ、俺はw で、無事完走。合格したくさい。
6人目の皮ジャンのにーちゃんも、キビキビした走りで完走。合格したくさい。

2階の待合室から見ていたんだけど、3人目が乗ってる辺から続々と外国人が入ってきて、日本人はたぶん俺だけだったような。
つーか、二輪受験者以外は、みんな外国人の四輪受験者だった模様。旦那が日本人で、奥さんが韓国人っぽいカップルが、四輪の試験風景を眺めながら、旦那、
「あー、あの車はキープレフトしていない」
「内回りすぎる!」
「おまえはもっと前に停めるんだよ、いいね」
とか奥さんに色々解説してました。


うーん、見ていた感じ、スラロームさえ出来るようになれば、中型くらいまでは試験場で何とかなりそうな気がしました。て、そのスラロームが明らかに難しそう。ちゃんと見に行ってないけど、パイロンの間隔、4mくらいしかないんじゃないかなー。
ライフワークで、月一回試験場に通って見るのもいいなぁと思ってみたり。

て、これだけほざいておいて、小型二輪にすら一生受からなかったら、俺、相当ダサいな(爆)。

※後日談 俺は相当ダサいです(爆)


とりあえず、来月にオンボロ小型二輪を承知で受けるかどうか、悩み所。
一回受けると5000円くらいかかるし、やっぱ来年まで待とうかなぁ。
免許とったところで乗るのは相変わらずYBなんだし、焦る必要はないと言えばないし。来月にいきなり中免受けて見る、という手もあるけど無理だろうなぁ。

試験場着は12時50分くらい。
試験棟に入ったらメットを持っているのは俺だけ。あれれ、まさか俺だけかいな、と外の喫煙所に行ったら、ラッパーぽい風貌のにいちゃんがメットを持って一服してました。
受付に行ってみると、前回オンボロを連呼していた俳優似のおっちゃんがいました。
「普通二輪の予約をしていた株六です」
と名乗ったら、
俳優「おー、あんただったのか。でもねえ、おたく、二輪乗るの初めてなんでしょ?」
株六「初めてですけど、一応、原付はギアのに乗ってます」
俳優「ははっ。原付なんて二輪じゃないよ、あれは自転車。ははっ」

ええ? どこで笑ってんの?w

俳優「あまりにも無謀な挑戦だと思うね、俺は。どうだ、考え直してみないか?」
株六「んーー、やっぱ小型から入るべきだってことですか?」
俳優「違う違う、教習所に行けってことだよ」

…教習所からこの男に不正な金が流れている可能性があるな、とその時株六は思ったというw

俳優「まー、じゃ、この書類に記入してきて」

と紙を渡してくれたので、それを書いて持っていったら、今度は受験料分の印紙を1番窓口で買ってくるように、とのことで、買って持っていたら、
俳優「それじゃ、コース図ある部屋で待っていてください」

で、コース図ルームで待っていました。外を見たら、試験官のおっちゃん(例の米長クニオ似)が試験車両を暖機中で乗り回してました。どうやら中型の試験車両は赤と黒のカラーのCB400。
遠目から見てもデカイ。重そう。一気にビビる俺(爆)。YBと比べたら子供と大人でっせ。
さすが、試験官、巧すぎ。クランクのところなんて途中で停まったまま脚をつけずにキョロキョロしたり、スラロームなんて風のように(笑)通過してるし。中型の暖機が終わったら、今度は大型のVFR750の暖機を始めました。コースを見ると、一本橋と短制動のところに水溜りがあって、微妙に凍ってるっぽい(当時の季節は冬)。VFRに乗った試験官が軽快に短制動コースに突入したと思ったら、

「ツルッ、ガッシャーーン!!

わはは、試験官すっ転んだ(爆)。幸い怪我はない模様。
VFRもガードがナイスな働きをしたらしく、どこも壊れてない。
試験官「何かですべったのは確かだ!」を連呼。

何かって、氷でしょ、そりゃ。( ̄▽ ̄)

で、今日の受験者は大型3人、普通俺だけの計4人。驚いたのは、前回見学した時に受かったと思っていた4人目のおっちゃんがまだいたこと。
ええ? あれだけ上手く乗ってたのにまだ合格じゃないの? とちょっと信じられませんでした。

で、試験が始まって大型から開始。一番目の細目の兄ちゃんはメリハリが効いたいい走りで無事完走。二番目は前回で受かったと思っていた例のおっちゃん。今日も危なげない走りで無事完走。三番目は、ラップが上手そうな兄ちゃんでしたが、一本橋で落下。

そして、ついに俺の番に。
司令塔?みたいな塔に試験官がいて、合図したら始め。
「じゃ、株六さん、行ってください」

いよっしゃー、やったるでえええ。

基本通りにまずは首振ってバイクの前後確認。で、フロントブレーキ握って、後ろ確認して乗車。あ、やべえ、サイドスタンド外すの忘れた。いったん降りる俺(爆)。

いかんなぁぁぁ、既にかなり舞い上がっとるでええ。

フロントブレーキ握ったままサイドスタンドを払ってみると、車重がズシリ。重い、重すぎ。やべえこのまま倒れるんちゃうか俺、GYAAA!!! バイク支えてるだけなのに、あまりの重さにフロントブレーキ握ってる右腕がぶるぶる震えまくり(爆)ぎゃはは
ヨロヨロになりながら、後ろ確認して何とかまたがりました。
またがってみると、これまたデカすぎ。本音を言うと、
こんなの乗りたくないもうお家に帰りたい。。(爆)
またがって、一応形だけサイドミラーをいじってメインキーON。
既に相当舞い上がっていたので、ニュートラルランプがどれか分からないけど、とりあえず緑が点いてるから大丈夫だろ。クラッチ握ってセルを回したらエンジン始動。すでにどんな排気音だったか記憶なし。
右後ろ見て右足ついて、ギアをローにして、左足ついて、ウィンカー出して、右後ろ見ていざはっしーん。お、動いた動いた。
とりあえず、外周に出るのに左折なので左ウィンカー出して、ローのままで(笑)一時停止ラインまで。右見て左見てもっかい右見ていざ外周イン。ようし、早速セコじゃー、と思わずペダルを踏む俺。
踏み応えなし。?はてな?

そうなんです、YBの場合は、踏むとシフトアップで、掻き上げるとシフトダウンなんだけど、ふつーの二輪は、ニュートラルから踏むとロー、ローから上は掻き上げる度にシフトアップ。シフトダウンする時は踏む。分かりにくい?

YBの場合
 N(ニュートラル)→(踏む)→ロー→(踏む)→セコ→(踏む)→サード
 サード→(上げ)→セコ→(上げ)→ロー→(上げ)→N

普通の二輪
 N→(踏む)→ロー→(上げ)→セコ→(上げ)→サード
 サード→(踏む)→セコ→(踏む)→ロー→(ちょい上げ)→N

これはある意味、コペルニクス的転換ですよ(笑)。
「ははっ、そいやYBじゃねえんだ」
と気づいた時には既に第一コーナー。コーナー曲がってから思い出したようにセコ、サードへ。しかし、シフトアップ・シフトダウンなんて、本当はいちいち上げるか踏むかなんて意識してないでやってるわけで。
「えーっと、シフトアップだから掻き上げるんですよね?」
なんて考えながらやっててそもそも上手く乗れるわけがない。
ズッコンバッコンギクシャクしながらなんとか外周を回って一本橋の前に到着。

「フフフ、走りはギクシャクでも、一本橋ならまかせとけ」
とばかりに、右後ろ確認して発進しようとしたらエンスト(爆)。
ギャー、俺はアホかぁーー。まったく平地でエンストって。ちょっとちょっと、普通二輪受ける人にしては下手すぎるんじゃないでしょうか。いったん、Nにしようと右足着いたはいいけど、後ろ確認せんかった。ギャー、俺はアホかぁーー。キュルル、とエンジンかけて、ローに入れて、
「ほんとなんです、一本橋だけならなんとかなるんです」
右後ろ確認して、「さっきのは素振りなんです」とか意味不明なことを思いながら発進しようとしたら、またまたエンスト(爆)。
GYAAAAH、俺はクソかあああ。
おいおいおいおい。同じ場所で2回エンストって。さむい、さむすぎる。思わず懐に隠し持っていた白旗を取り出す時が来たかと思ったけど、諦めずに再始動。でも、本当はもうオウチに帰りたかった。もう橋なんかどうでもよくて、エンストしないで発進してくれれば、それで小生は満足でした。
で、一本橋にのるも中腹で簡単に落下。しゅーーりょーーー。

ダサッ。

そのまま発着点に戻ったものの、ギアをニュートラルにできねえし。ダサっ。

試験官が司令塔から降りてきて、第一声、
「いやー、おもろかった!」

た、楽しんでいただけたでしょうか?

「エンジン、別に調子悪くないよな? 何度もエンストしていたようだけど」
「いや、マシンのせいじゃなくて俺のせいです」
「分かってる。いや、分かりきっているから。はっはっ」

とほほほーーーーー。


で、試験終了後、しばらくロビーで待っていて、その後結果発表。
細目のにーちゃんのみ合格。なんと、またもや二番目に走ったおっちゃんは不合格。うそーん。あれだけ乗れててダメなの?
ダメだった理由を聞いていたら、
試験官「今日はどうしたんだい? 身体にキレがなかった。おかしいなーと思いながら採点していたんだけど」

…身体にキレがないって、なんかすごい理由なんですケド(爆)。
おっちゃんが食い下がって問い詰めていたら、左折を強引に曲がったところがある、姿勢が起き上がりすぎていた、とかいう理由らしいです。ラッパーの兄ちゃんは、本当は乗れているんだけど、いつも一本橋がダメみたいで、
「イッポンだけ。あれさえうまくいけば、あとは問題ない」
と言われておりました。俺は、
「株六さんねー、やっぱ教習所行った方がいいよ、ほんとに。試験場は練習するところじゃないから。合格してた人の走り見てたでしょ?最低あれくらいは乗ってくれないと。今日なんてぶら下がってただけでしょ?」

とほほほーーーーー。

で、次回の予約をとりますって話だったけど、私は会社が休みじゃないのでこの時は予約せず。

で、帰り際、
株六「次は小型で受けようと思うんですけど、また写真とか持ってきた方がいいですか?」
試験官「ええ? さっきの私の話聞いてた? 教習所の方がいいよ、絶対。我流でやるより、ちゃんと指導を受けて乗った方がいいよ、ほんとに」
株六「いや、もしも、の話なんですけど」
試験官「そうね、まぁ、頭冷やしてじっくり考えてみて。でも、絶対に教習所がオススメ。ホントだよ?」

教習所から不正な金が…。(笑)

株六「ええ、ちょっと考えてみます」
試験官「うん、絶対教習所がいいよ。能力以上の夢を見るのは、あまり賢い生き方とは思えない、飽くまで私はだけどね。でも、受ける時は電話で予約してね」
株六「はい、じゃぁ、受けようと思ったらまた電話しますね」
試験官「うん、いつでも電話、待ってる!」

「いつでも電話、待ってる!」って、出会い系じゃないんだから…。



【総評】
中型、重すぎ。デカすぎ。YBの練習なんて無意味なことを痛感。
しかし、安易に教習所に行くのもどうかと。イノキも言ってるじゃぁないですか。「挑戦を諦めた時、人は老いていくのだと思います」と。1回の不合格でめげるのはちょっとさむいので、せめてもう1回くらいはエンストしに参る所存。あ、でも、小型にひよるかも。
しかしまー、下手すぎましたよ、小生。

12時40分試験場到着。
今日は何コースかなーと確認しに行ったら、今日も1コース。っつーか、そもそも2コースで通るはずのクランクにパイロンが一つも置いてないってことは、2コースなんて初からやる気ないのでわ?


13時受け付け開始。窓口に行き、初顔のおっちゃんに受験票を渡しながら、
「どうも。小型二輪を受ける株六です」
と言ったら、
「ああ? 小型特殊なんてやんねーぞ?」

………。

六「いやいや、小型二輪のほうです。ひゃくにじゅうごしーしー」
初「ああ、普通二輪限定ね。おたく、前回400だったのに、今回は125なの?」
六「400は明らかに無理だと思ったんで、今回は125で。でへへ」
初「小さいのでもまず無理だと思うよ。
  てかさーなんで教習所に行かないの?

またそれかいな…。(笑)

六「資金上の都合がありまして」
初「1回1回は試験場の方が安いのは分かるけど、何回で合格するかまでは分からないよ? 木じゃなくて森を見て考えなくちゃ」

と、しばらく説教される俺。
はいはいそうですねなるほどなるほどああそうか言われてみればそうかもしれないですねでっへっへ、と何とかやり過ごしたら、一応、受ける免許が変わるから適性検査をもう一度受けてこい、とのこと。

で、いわゆる視力検査をやりに指定部屋に行ったら、なんでブルドッグがここに座ってんの? と本気で勘違いするくらいにブルに酷似したコワモテなおっちゃんが一人。

六「よろしくお願いします」
ブ「あれー? おまえ、前も受けてんだろ?」
六「今回、小型にしたんでまた受けてこいと言われました」
ブ「なぜ、教習所に行かない?」

…おまえもかよ。(爆)

ブ「試験場でとろうなんて甘いんだよ、バカヤロウ!」

おい、山口っ、今の発言録音したか! すぐに弁護士と新聞記者呼んでくれえ!w

六「いやー、はっはっ、なんとか試験場でとりたいんですよ。でへでへ」
ブ「無理っ! 無理無理無理無理、絶対無理!! なぜ教習所が存在しているのか分からないのかあ、おまいわあ

うっせーーーよ、ブル!w

六「えーと、とりあえず、ここ覗けばいいんですよね?」

と、とぼけて視力検査を始めさせようとしたら、

ブ「俺の目をみろっ!!」

わっはっは。ナンデヤネン。


2分くらいブルにつかまっていたわけですが、最後にブルが一言、

「絶対合格せんぞ。あのオジサンのことを素直に聞いて教習所に行っておけばよかった、と後で後悔しても知らんからな」

おまえは、ホントのヤな奴か。
後で後悔しても、って、先に後悔するわきゃーーねーーーーーーーーーーーーーーだろ。

今日の受験者は、大型一人(前回もいたラッパー風な兄ちゃん)と俺の計二人。そうかー、ついにあのおっちゃんは合格したんだなー。
試験官は、米長クニオ似ではなく、俳優似のおっちゃん(今後、銭形と呼ぶことにします)でした。

試験車両は新車になっていて、大型がCB750、小型はCB125T。
小型車両を見るに、たいしてでかくない。うへへえ、今日は勝ち負けになるんちゃうかなーこれー。

銭「じゃー、始めます。今日は株六さんから行きますから、いいね?」

おっと、今日は小型からかいな。一番手はさすがに緊張しますね。

銭「小型は一本橋5秒以上。で、橋降りたらそのままスラローム行って」


( ̄□ ̄;)!!
おりょーーー。スラロームやるのって、中型以上ちゃうの? と、俺が驚愕の表情を見せたら、


銭「お? 俺なんかまずいこと言った?」
六「あれ? 小型ってスラロームあるんですか? ないって聞いたんですが」
銭「あるある、小型小型っていうけど、普通二輪限定なだけで、普通二輪なんだから、そりゃスラロームはやってもらわんと」

いっせーので、聞いてないよ〜(古)。
ホンマかいな、ここのローカルルール?それとも、俺がネットを見間違えただけ?

銭「で、短制動は40km4速以上で11m以内で止まる、いいね?」


( ̄□ ̄;)!!
おりょーーーーー。小型の短制動って30km以上8m以内ちゃうの?

銭「何? また文句ある?」

なんかカチンときてるでえ、とっつぁぁぁぁ〜んw

六「いや、30km以上、8m以内って聞いたんですけど…」
銭「聞いた聞いたって、君はいったいどこからそして誰から聞いたんだ?」

六「インターネットに聞きました」

とはさすがに言えませんでした。
結局、銭形のおっちゃんが外のおっちゃんに聞いて、30km以上8m以内で決定。


一通り説明が終わって、試験開始。
今回は、サイドスタンドをはずし忘れることもなく、乗車まではぬかりなし。外周回りながら、またローから踏んで、

はてな? (・ ◇ ・)?

またやってるよ、俺。
でも、車体はYBがちょっとデカイくらいのサイズなので、ギア以外はYB感覚で乗れそう。
3コーナーまでウィンカー出しっぱなしで外周を走破。で、一本橋の手前に。今日はフラフラしながらも、足を羽ばたかせてなんとか一本橋通過。スラロームもYBで練習していた時よりは間隔も広いしで特に苦もなくクリア。S字も思ってたより幅が広くて、普通にクリア。

お、これはいいんじゃないか山口君いいんじゃないか山口君。

で、クランクもまぁ狭いといえば狭いけど、そもそも車体が小型なわけで、どこにも触れることなく足も着くことなくクリア。

これはひょっとしたらひょっとするのでわあ?

と油断した途端、坂道発進でエンスト(爆)。うははー。
が、まだ戻って来い放送はないので、再始動して短制動へ。思ったより前ブレーキが利いたのでだいぶ手前に停まりそうになって、チョロチョロと8m付近まで無理やり前進。ギアをローに落として発進しようとしたらエンスト。ぎゃあー。
キュルルル、発進しようとしたら、またエンスト。ぎゃあー。
前回の悪夢があー。て、もしかしてセコちゃうの? とペダルを踏んで見たら、カコンとかって踏めるし…。
でも、どういうわけか中止にはならなかったので、そのまま再始動して無事(?)完走。

おいおい、完走しちゃいましたよ、あたし。プププ。

で、大型の兄ちゃんの走りは、クランクで足つき、坂道で30cmくらい逆走&エンスト。でも、同じく完走でした。

で、結果はどうかと言えば、

銭「ま、分かってるとは思うけど、二人とも文句無しで不合格ね

やっぱしい?

で、評価タイム。

銭「株六さん、もうね、あなたの走りは採点するとかいう以前の状態。全然乗れてないのはもちろんのこと、基礎がなってない。一本橋で、羽ばたいてたでしょ、両足。ニーグリップが甘いとかいうレベルじゃないんだよね、出来てない、だって羽ばたいているんだもの。それと左足のつま先、いっつもシフトレバーの下に入れてるでしょ? もうね、論外なの、そういうの。今日は一応完走はさせてあげたけど、私としては、株六さんを見るのは今日が見納めみたいなイメージってことだよね」

とほほーーーーーー。

銭「一本橋は5.5秒でギリギリ、スラロームなんて9秒2もかかってたよ?株六さんのためだと思って正直に言うけどね、株六さんは教習所に行かなきゃダメなの。教習所というか、矯正所みたいなイメージだよね、たぶん。こう言っては失礼だと思うけど、私は株六さんが合格してここから笑顔で出て行く姿をまったく想像できない

…ははは。
アハハハハハハハ。(壊)


銭「ここはやっぱどういうところかっていうと、基本的には普通二輪持ってる人が大型を取りにくるところであって、自転車乗りをバイク乗りに育てるところじゃないんだね。株六さん、もう大人なんだから分かってくれるよね、私が本当に言いたいこと」

しまいにゃ、

銭「結婚はしてるの? ひょっとして、どうしても二輪免許ほしいなら試験場で取れって奥さんにおどかされちゃった?」

とかまで言われる始末w

銭「教習所で普通二輪取ってさ、そんで大型受けにきなさいよ。それでいいじゃない

それでいいじゃない。
それでいいじゃない。
それでいいじゃない。

いったいなにがあああああああああ。

チラっと見た、ラップがうまそうな兄ちゃんの受験票には、紙が足されまくってて、すでに試験回数は20回を超えようかという勢い。

ぬぅー。ここの試験場は厳しいのかなー。

なんつーか、子供はこうやって夢を失っていくんじゃないだろうかw
あるいは、こうやって、出来ない子供が完成されていくのではなかろうか。

既に悪癖が身についている以上、矯正してもらいに、教習所行くかーーーーーーーーーーーー。
ぬぅーーーーーーーーー。


とにかく、試験場で免許とったるでえテンション下がりまくり。
試験官があれだけはっきり断言するんだから、2回3回受けたくらいで合格するとは思えじ。つーか、目が明らかに「もう来るな」と言ってたな、あれ。

それにええ年になって毎回「おまえには無理」って断言され続けるのも精神的にきついものあり。「時間はかかるだろうけどいつか出来る」みたいな表現なら、まだ挑戦してみようって気にもなるけど、会う奴、会う奴みんな「教習所行け」「絶対無理」の大合唱はきついっす。


というわけで、次回より、教習所体験記になるはずです。。
くっちょーーーー。



二輪、初教習。1段階1回目。

とりあえず視力検査は裸眼でのぞんで適当に応えるも、
「だめだな。全然見えてねーな」
と言われてやっぱり眼鏡等に。

教習開始10分前くらいに集合場所のイスに座ってぼけーっとバイクなんかを見てました。はっきり言ってバイクに詳しくないのでどれがどれなんだか(爆)。

5分前くらいになったら、学生風22歳くらいの兄ちゃん登場。
どうやら彼も教習生くさい。よく見ると、子犬みたいに微妙に震えてねーか、にーちゃん。
俺の前あたりで立ち止まって、

子犬「二輪の集合場所ってここでいいんですよね?」
株六「うん、ええんちゃう?」
子犬「ボク、今日が初めてなんすよーー」
株六「はっはっ、俺もさ」

などとちょっと語らい。しばらくして、

子犬「ボク、スクーターしか乗ったことないんですけど、大丈夫ですかね?」
株六「チャリンコ乗れりゃ大丈夫でしょ、たぶん」
子犬「いやあ。怖い。もう帰りたいです、はっきり言って。どうして申し込んだんだろう?」

だ、大丈夫かいな、このコw

間もなくして指導員到着。35歳くらいの華奢なおっちゃん。
でも、顔はちょっとジャニーズ系?

最初はまずバイク起しから。もしかしてギックリ腰になったらどうしよう、などと心配していたんだけど、意外にあっさり上がりました。
で、ゼッケン装着。子犬1番、俺2番。ちらっと見たら子犬、ボロボロのスニーカーと軍手。おいおい、まずは形から入ろうよw

バイク起こしの後は、センタースタンド掛け、8の字引き回し。
コツをつかむと車重はあまり気にならないすね。
いやー、試験場で400乗った時はあんなに死にそうだったのになあw

いよいよ乗車。ゼッケン順ということで子犬から。
うわー、初ギア車でしょー。ンゴイことになるんちゃうかなーと後ろから見ていたら、意外にスムースな発進。で、5mくらい走って停車。次は俺の番。始動したエンジン音で試験場の風景が一瞬フラッシュバック(笑)。あん時ゃあ緊張してたなー俺、と思いながら、たかが発進+5m走行なので特に問題なし。徐々に距離を長くしながら3回くらい繰り返して、いよいよ外周を回ることに。

一周して気づいたけど、この教習所、めちゃくちゃ狭い。
この狭さでは、4速に入れるチャンスなんてないんちゃう?
指導員は子犬にほとんどつきっきりで、俺は太刀持ちみたいなポジションで終始追走。でも、初めてギア車に乗ったにしちゃ、子犬君なかなかセンスあるんじゃないでしょうか。て、俺も同じぺーぺー、人を批評してる場合ちゃうで~。

外周を左回り3周、右回り3周して特に面白いことなく1回目しゅーーりょーー。

まだ6月なのに暑すぎ。教習開始は14時50分から。
二輪教習はスッ転ぶと危ないということで、長袖長ズボンが義務づけられていて、いやもー最悪。ヒジまで袖まくり、なんてことも当然許されない。

今日の連れは、20歳くらいの自称郵便配達員の兄ちゃん。
「50ccで配達するの、もう飽きちゃって。黄色いナンバーのカブで配達したいんすよ」
というのが免許を取りに来た重大な動機だそうです。
兄ちゃんも今回が2回目という話。

今日の教官は30歳くらいでぐっさん(山口智充)に似てる。
ゼッケンは配達1番、俺2番でスタート。

ぐ「えーと、もう発進はオウケイですよね?」
配&六「はい」
ぐ「前の時間で、8の字とかクランクって行きました?」
配「はい」

えっ、ええ??( ̄□ ̄;)
マジで? 俺の初回は外周回っただけやで?
ひょっとして、子犬がダメダメ過ぎてそこまでやれなかったってことか?

と、ちょっと動揺あり。

で、早速外周を回りながら暖機開始。いやー、配達員トばすトばす。このクソ狭い教習所でよくそんなに出すね、しかし。
コーナリングもバンクしまくり。さすが職業ライダーは違う!

で、いわゆる発着点に行って正しい乗降の仕方講座。その後、外周を珍走の人みたいに蛇行しながら2周くらい回って、テクニカルエリア(一本橋・スラローム・8の字などがある)へ。
で、スラロームを2回くらいやってから、8の字を延々と。
いやはや、もーあんまりグルグル回ってるんで、
「このまま俺をバターにしようって作戦か?
とか思ったらちょっと面白くなってニヤニヤしてたら、

ぐ「2ばーん。歯を見せながら乗るんじゃなーーい!!」

と叱られる俺(笑)。
8の字やりながら、
「2ばーん、もっと遠く見ろー。半周先を見るんだー」
「2ばーん、半周先見ろーーーーー」
「2ばーん、もっと顔あげろーーー」
と俺ばっか指摘事項ありでした。(爆)


で、8の字を20周くらいやってから、今度は断続クラッチ教習とかで、ローで半クラにしながら超ノロノロ運転のスラローム&8の字。いやー、400のクラッチって結構堅いので、何度も握ったり離したりしているうちにだんだん握力がなくなってきて苦痛になってくる俺。超ノロノロ8の字で3回ほど足つき。ダセー。曲がってる時にクラッチを完全に切ると一気に安定性がなくなってダメね。
その後、クランクとS字を2回やってこの時限しゅーりょーーー。

いやはや、誰もが汗だく。俺なんかもともと多汗症なので、Tシャツが肌に貼り付いて、その上に着ていた白いワイシャツもびしょぬれでビーチク丸見え(爆)

総評は、配達員は乗っているうちに左足が外に開いてくるから気をつけるように、とのこと。俺は近くを見すぎているのでもっと遠くを見るように、とのことでした。

「ま、でも、二人とも2回目にしては乗れてるね」

と言われて、ちょっと嬉しいかったw


続けて1段階3回目へ。

あちーーーー。しかし、暑い。
ま、もうビーチクは丸見えだし、これ以上何も見えやしねーよ、と謎の開き直り。

今回の連れは、たぶん、パチ屋の店員の人。あんまり話さなかったので本人の口から聞いたわけじゃないけど、あの制服は間違いなく教習所近くのパチ屋の制服。

指導員は変わらずぐっさん。

今回は何をやるのかの説明を聞いていたら、普通自動車の原付講習のヤツラが6人ほど登場。で、一人が半ソデで来ていて、50代くらいの指導員激怒w
「馬鹿か、おまいわあ。なんで半ソデで来るんだ。講習資料に太字で半そでは禁止って書いてあったろう。日本語も読めねーのか、バカヤロウ」
とか吐き捨てまくり。はっはっ、コワー。でも、言われてる方の兄ちゃんも性格に問題がありそうな雰囲気だったので、どっちもどっち? シランケド。


話を戻して、パチ氏は今回が2回目ということで、俺にしてみれば、今回やったことは結局2回目の時と同じ内容。
ゼッケンは俺1番、パチ氏2番だったんだけど、走りの順番的には、指導員、パチ氏、俺でした。

特にオモロイ出来事はなし。
でも、半クラはきつかったなー。2回目ですでに効いていたのに、また半クラしまくりは泣きそうでした。
パチ氏はシフトレバーの下に足を入れたまま走る癖があって、何度も注意されてたみたいだけど、更生するには時間がかかりそう。あと、ニーグリップができてないも言われてました。
俺は相変わらず近場を見すぎているけど、2回目よりはちょっとだけ明日を見られるようになったね、とか意味不明なことを言われましたw

「ま、これからどんどん厳しくなっていくけど、メゲナイで頑張って卒業してね」

という、最後の言葉がちょっと不気味でしたw

仕事の関係上、基本的に土曜日しか乗れないので、このままのペースでいくと、卒検は8月後半。でも、2段階に入ると、常にペアで走らないといけないらしいので、相手が見つかるまで待たされるとか。となると、9月までかかるかもしれんなー。それにどっかでつまづいて補習をくらうかもしれないしね。


しかしまー、400の後にYB乗ると、取り回しのしやすさに感動しますw
おもちゃに見えるっちゃ見えるけど、YBは動かす度にいちいち力を入れなくて済むのでラクチン。ま、しょせん原付なんで、加速が絶望的に遅いのは仕方ないすね〜。

今日も暑い。若干薄曇なのがせめてもの救いか。

今日の連れは、某高専の男子学生。歳を聞いたらまだ17歳だとか。思わず、
「わっけーーーーー。ええなーーー、17かよーー。するってーと、女子高生と同級生ってことだろ? ええなーーーー。いや、おっちゃんは年下は興味ないけどね、でも女子高生って響き自体はいいじゃない。17いうたら人生上り坂やで。ええなーー、じゅうななっておい、わっけーーーなあーーー」
とか、ちょっとはしゃいでしまいました。
高専君は今回2回目という話。キャンセル待ちをしていたら、たまたま空いてたらしい。
フフフ、4回目の俺についてこれるかな?(爆)

今回の指導員は、体格はちっちゃいけど顔は公家系の人。
教習開始時に、各々へ前回はどんなことをやったのか指導員がインタビューするんだけど、高専君は外周を回ったあと指導員の後ろに乗せてもらったらしい。
なんかやっぱ、1回目って指導員によってマチマチみたいだなぁ。俺は子犬と外周回っただけだったけど、前回の配達員氏達はS字とかもやってたっていうし。

「じゃ、高専君は今回2回目だから、私、高専君、株六さんの順番で」
で教習スタート。今までずっと122番の二輪に乗っていたんだけど、今回初めて121番の二輪に。121、なんか乗りづらい。アクセルをちょっと捻っても全然フケず。なので多めに開けると今度は一気にフケ上がる。なんだこりゃああ!

とりあえず、外周回って車用のクランクとS字を通って例のテクニカルエリアへ。で、やっぱり8の字を開始。俺って8の字下手なのか、徐々に指導員&高専君から置いていかれてるし。で、左旋回の時に、どうも左膝がタンクから離れてしまう模様。指導員、めざとく見つけて、
「株六さーん、ニーグリップニーグリップぅぅーーー」
バターになる一歩手前(笑)で8の字終了、今度はスラロームへ。
が、高専君、いきなりパイロン倒しまくり(爆)。

「よけて走らないとだめだぞうー」

とか言われてましたw
て、そういう俺も出口付近で一回ギア抜けして、「フゥィィーーーン」と大きくエンジンを鳴らしながらヨロめいて、出口のパイロンを一倒し。

はっはっは、こんなところのパイロン、普通倒さねえだろ(爆)。

以下、図示。

             ■ ←パイロン

■     ■  ←スタートの目印

   ■■■

 ■■■

   ■■■

 ■■■

   ■■■

■     ■  ←ゴールの目印
      ↑俺が倒した「こんなところのパイロン」


その後は、またまた断続クラッチの超ノロノロ走行。うーん、やっぱ俺、左膝のニーグリップが甘いなー。特に低速になってくると簡単に離れてるし。むむむ、これは直さなくてはならぬ。

最後はクランクとS字をやって終了ーー。

総評は、
「二人に言えることだけど、ニーグリップが甘い。二輪は一体感が大事ですからね、ニーグリップっていうか、くるぶし・ふくらはぎ・膝、と面でグリップするようなイメージで。
高専君はまだ2回目ってこともあるだろうけど、バランスの取り方を工夫してください。あと、ブレーキレバーとクラッチを2本指で握ってますけど、必ず指4本で引くように。株六さんは、近くを見すぎ。特にスラローム。先へ先へ見ていってください」


続いて1段階5回目。

連れは同じ高専氏。時限と時限の間に10分ほど休憩があって、その間しばらく雑談。なんでも、高専氏は家におやっさんが乗っていた250ccがあって、それに乗りたいというのが免許を取りにきた重大な動機だそうです。
「でも、10代は二輪の任意保険死ぬほど高いぞ?」
と言ってみたら、
「ええ、なので自賠責だけで。そんなおっかない運転しませんから、ははは」
と笑う高専氏でした。まぁ、10代の二輪任意って年に10万近くかかったりするから、親がよっぽど裕福じゃないと無理だよね。

高専氏に「いくつなんですか?」と年齢を聞かれたので、正直に答えてみたら、

「元気ですねー、よく二輪免許とりにこようなんて気力がありましたね。今さらあの時の青春をみたいな?周りから無謀な挑戦はやめろみたいなことって言われないんですか?」

…なんか、ひっかかる言い方だな、おい(爆)。


5回目は、一段階終盤に取り組んでいる、見たことのない2人がさっきの公家系教官に、俺と高専氏は、声がデカくてでも農作業とかが似合いそうな、素朴な笑顔がまぶしい20代?の指導員。勝手にソボクと名づけます。
初めての2チーム体制。って、やることは全然違うので、チームうんぬんは関係ないといえばなし。

またまた俺は121番の二輪。こいつなんかヤなんだよなー。アクセル開けた反応が素直じゃないんだもの。ギア抜けもしやがったしなぁ。ちなみに、乗る車は指導員から渡されるキーで決まるので、選択の自由はありません。

「じゃ、ならしいっくぞぅーー。わたし、株六さん、高専君の順で来てね。元気に乗って行こうっ!」

とソボク。君が一番元気だよ(爆)。
指導員の後ろに付くのは初めて。外周出たら、ソボク、飛ばす飛ばす。「おまえはアホかァーー!!」とメットの中で思わずつぶやくくらいのすげー飛ばしよう。
誰がついていけるんやーーー。だってもー、左コーナーのバンクの角度が膝擦り寸前なレベル。

しばらくコースの色んなところを走って、テクニカルエリアに集合。

かるーくスラロームを2回くらいやってから、短制動(急ブレーキ)の練習。最初後ろブレーキだけー、前ブレーキだけーというのをやって、次に40kmでツッコんでブレーキ、というのをやりました。前ブレーキを強めにかけないとなかなか止まらないんだけど、強すぎるとロックしてつんのめってスッ転びそうでやっぱ怖いね。

その後は、めっちゃ半径の短い8の字をやりました。やっぱ左旋回の時に左膝がタンクから離れる時があって、これはイカンなーー。

最後は、坂道発進を2回ほどやってタイムアップ。

総評は、
「まー、二人とも、ニーグリップをもっとしっかり。膝でタンク凹ますぞコノヤローみたいな勢いでやるくらいでちょうどいい。株六さんは、左旋回ちょっと苦手? 左回りの時に特にニーグリップが甘くなるようなので気をつけてください。あと、もうちょっと遠くを見て乗った方がいいね。高専君は、スラロームはバランスがまだバラバラだね。でも、まだ3回目だからしょうがないか。3回目にしちゃ乗れてるから、そんなに焦らなくてもいいでしょう。じゃ、次から株六さんはBで予約とってください」

B?

今まではAで予約をとっていたんだけど。
高専君も同じ疑問を抱いたみたいで、

高専君「すいません、ボクはBじゃないんですか?」
ソボク「んー、高専君はあと2回乗ってからだね」
高専君「それはボクが下手すぎるってことですか?」
ソボク「はっはっは、いやいやそういうことじゃないよ」
高専君「だったら、ボクも次回からBなんじゃ?」
ソボク「いやいや、君はまだ3回目でしょ? 株六さんは5回目。うまいとか下手とかじゃなくて、純粋にそういう問題」
高専君「うーん、じゃあ、Bっていったいなんなんですか?」
ソボク「まぁ、分かりやすく言えば、今日みたいに一緒に走る時に、二人の実力差がありすぎるとやりづらいでしょ?だから、基本的なことはもう大丈夫っていうのがBかな」
高専君「じゃあ、ボクは基本的なことが出来てないってことなんですね。悲しいです

(笑)

悲しいです、って直球な正直さがすがすがしい。
て、スラロームであんだけパイロン倒しておいて、基本的なことは出来てると思っていたんかいw

ソボクも「言い方間違えたなー。5回以上乗りましたという証拠みたいなもん、と言っておけばよかったなー」みたいな苦笑してました。

で、お開きになって、予約マッシーンで次の予約を入れていたら、高専君が近づいてきて、

「いいっすねー、B。ボクも早くBで予約取りたいですよ。ボクよりはうまく乗れてるってことですもん。はっきり言って悔しいですよ、ボクは。ちょっとした打ちひしがれた思いっていうのを感じているところです」

ぎゃはは、君は重度の負けず嫌いか(爆)。
ちょっとした打ちひしがれた思い、っていう表現は俺的には好きだけどw

「いやいや、あと2回乗れば高専君もBだからさ。そんなうまいうまくないとかって話じゃねーよ、たぶん。5回乗ったか乗らないかってだけでしょ」

と言ってみたら、高専君、

「そんな慰めはやめてください。不愉快になるだけです」

ぎゃっはっは、ダメだこりゃー(爆)。

「ま、そういうわけで、また一緒になったらよろしくなー」

「必ずボクもBになってみせますから! 絶対に負けませんよ!!」

ははっ、どうしてそう対決姿勢を打ち出すかなあ。
まぁ、若いうちは勝ち負けにこだわっていた方が結果は出せるのかもしれないねw


教習所なら楽々免許が取れると思っていたけど、実際は全然そんなことないすね。ギア原付に乗っててもこのザマなので、スクーターからチャレンジするとなると、2、3回の補習は覚悟しておいた方がいいかも。左手リアブレーキの世界から、左手はクラッチ、リアブレーキは右足、って世界への移行は、簡単には頭の切り替えができないと思う。俺は未だに横から車が飛び出してきて急ブレーキ、なんて時は、一生懸命クラッチ握りしめてますもん。。

今日はちょっと薄曇だったんだけど、別に涼しくもなく、陽が当たり出せばやっぱり汗だく。

集合場所で何気にカバンの中を見ていたら、なんとメガネのツルがボッキリ折れているのを発見(爆)。うははー、これはかけられんぞうー。「メガネがないんじゃ今日の教習は無理ですね」とか言われると寒いので、「今日はミーね、コンタクトをウェアーシテイマース」みたいな顔をしておこう。

今日の連れは、ボウズの10代っぽいにいちゃん。二輪教習の集合場所には外にイスが2つあって、バイク置き場になってる小屋の中に長いすが1つあるんだけど、俺は外のイス。ボウズ氏は小屋の中の長いすに居たので特に話はせず。眉毛が1mm幅だったので、気合は入っているのかも?

指導員は前回と同じくソボク。ソボクとボウズはすっかり仲良しみたいで、

ソ「おー、どうだー、だいぶ慣れたのかー? ええ?」
ボ「ハハハ、まだまだおっかなびっくりですが」
ソ「なーに言ってんだーこのやろぉー、アハハ」

…な、なんなんだ、こいつらわ。と、その時株六は思ったというw

その会話から察するに、ボウズ氏は次が「みきわめ」らしい。ということは、今回1−8ってことですな。
野郎、俺より2回も多く乗ってるじゃねえか、はっきり言って悔しいですよ、ボクは。なんてことは別に思わずw

俺の方がペイペイなので、走る順番はソボク、俺、ボウズの順。
今回俺は122号車。うん、やっぱこいつの方がアクセルの反応が素直だよ、絶対。121はイカン。

で、暖機がてらの箱庭走行は、外周→車用クランク→車用S字→クランク→S字→外周、というコースを2回ほど。S字は結構道幅があるので、そんなに難しくはないんだけど、クランクはやっぱ狭いし、コース取りを誤るとパイロンこすったりするのでちょっと緊張感有り。

その後、例のテクニカルエリアへ。
で、初一本橋挑戦。
いやーこれこれ。試験場では中腹で落下したくだんの一本橋ですよ。一回目はニーグリップが甘くて中腹で落下(爆)。2回目からは、一本橋が終ったら次はスラローム、スラロームが終ったらまた一本橋、と交互にやることに。

ちなみに検定ルールは、一本橋は7秒以上かけて渡る。
スラロームは8秒以内に通過。

2回目の一本橋は無事渡って6秒。はやっ。
スラロームは、7.4秒。まあまあ?
3回目の一本橋は無事渡って7秒。スラロームは、5.8秒。
ちなみに教官のスラロームは4.2秒でした。ソボク速過ぎ。

なんつーか、一本橋は、橋の中腹まで普通に行って(クラッチも全つなぎで)中腹以降にリアブレーキと半クラでノロノロ行くだけで、7秒以上ならなんとかなるんじゃないかなー。落ちないためには、真っ直ぐ前を向いて、気持ちを強く持てば(爆)たぶん大丈夫なはず。

スラロームの8秒以内は、そんなに厳しい課題じゃないと思うので、下手に速さ求めてパイロンこするよりは、7秒台でも確実にこなす方がいいんじゃないかなー。検定の採点は、しょせん減点法。スラロームを4秒台で通過したからといって、加点されるわけじゃないし。

で、一本橋&スラロームを4回くらいやってから、検定コースを走りました。なんたって、ボウズ氏は次が「みきわめ」なのでその予行練習といったところか。ここで走行順序がかわって、ボウズ氏、ソボク、俺順で走ることに。
ソボク、

「ようし、それじゃボウズ君、君のすべてを見せてもらおうか

…なんかエロくね?(爆)

後ろから見てる分には、ボウズ氏、うまくもないけど下手でもないといった感じで、無難に走ってました。よく考えれば乗ってまだ8時間だもんなぁ。劇的にうまいってやっぱ有り得ないよね。

で、検定コースを2回走って終了ーーー。

総評は、
「ボウズ君、次はいよいよみきわめだ。二段階はすぐそこだぞー。って、まだ学科だいぶ残ってるな? はやく消化しちゃえよー。株六さんは、受付でコース図売ってますから、それ買って次回までに1コースは確実に覚えてきてください」

と、走りに対して特に何も言われず(爆)。
ていうか、俺に関して言えば、ただの次回のお知らせだけやんけ。もっとこう、遠くを見ろとか、汗かきすぎて乳首丸見えになってますからとか、そろそろヘルメットの中が靴下みたいなニオイになってきて嫌になってきてるでしょとか言ってほしい〜。


今日は予約が一杯で1コマしか取れなかったので、以上です。

そんなわけで、昼の14時過ぎくらいからYBで近所の農道wに繰り出して、8の字とスラロームを延々16時半までやってました。重さも全然違うし、アクセルの開け具合によるパワーなんかも全然違うんだけど、でも、目線の移動とか、ニーグリップ具合に関しては、結構練習になったような気がしています。(本当に練習になったのかは別として。。w)

既に二輪持ちな方、たまにはどっかの駐車場で8の字どうですか。
意外に乗れてる俺、または、意外に乗れてない俺など、何か発見があるかも〜。やり始めると面白くなってきて30分くらい平気で回ってたりするので、バターにならないようにくれぐれも注意してくださいませ。なんのこっちゃ。

今日は薄曇で気温もあまり高くなく、でも終ってみればやっぱり汗だく。ま、一生懸命乗ってますからあw

今日の連れはいつぞやのパチ屋のにいちゃん。パチ氏は、今回が1−8。ぬぅー、既に追い抜かれていたか。
教習が始まるまでの雑談は、もう既に買うバイクは決めているのかとか、将来は大型を視野に入れてるのかとか、この辺で大型とるなら試験場か県庁所在地の教習所じゃないと無理だよね、とかそんなような話。

で、今日の指導員は、明らかに50代な永六輔の弟?(笑)な風貌で、

「いやーー、この年になるともーくたびれちゃってー。はっきり言って、イジメだよね、これ。ボクをいたわってね。わざとケガとかしてみせて、定年間近のボクを苦しめないでね。はっはっ」

とか教習開始前に言うような人。

今日は、いつもいる121番と122番は整備中なのかなくて、144と146で教習スタート。俺144、パチ氏146。車種は全部ホンダのCB400。

最初はいつものように暖機がてらの外周→S字→車S字→クランク→車クランク、のコースを2回ほど。
で、本日のお題は、スピード出しすぎでコーナーに突っ込んで曲がれないという状態を知る、という課題。具体的には、直角風左コーナーに25km、30km、35kmのスピードで突っ込んでまったく減速せずに曲がる、というやつ。
コーナーには2本の黄色線が間隔50cmくらいの幅で引いてあって、そこからはみ出さないように曲がれよ、というルール。
25kmは普通に曲がれて、30kmになると車体を結構バンクさせて曲がらないと黄色線からはみ出し有り。で、35kmで突っ込むと、レーサー並にバイクを倒せば曲がれるのかもしれないけどシロウトにはとても無理で、黄色線からはみ出すどころじゃなくコーナー出口では完全に対向車線へ飛び出し。
それが終ってから、教官、

「なー? 5km違うだけでだいぶ違うべ? あと5km落としてコーナーに突っ込んでいれば死ななかったのになー、なんて事故は今まで腐るほどあんのよ、ホントに。ボクくらいの歳になるまでバイクに乗りたかったら、絶対に無理なスピードでコーナーに突っ込むなよ。5キロが人生の岐路だから。バイクでバイバイなんて、なー? 5キロ速くて二輪でゴ臨終なんて誰も笑えねーだろ」

…ダジャレ攻勢かよ(爆)。

その後は、検定1コースを走ってから、スラロームと一本橋の練習。
今日のスラロームは大事に行き過ぎてたのか、俺はほとんどが7秒台で、2回5.8秒が出たくらい。パチ氏はスラロームが得意みたいですべてが5秒前半でした。ちなみに、指導員爺さんのスラロームは4.4秒( ̄□ ̄;) くたびれた〜とか言ってる割にはバイク乗ると目つきが変わってパイロンをヒュンヒュン交わしていくし。スーパー爺さんか、君は。
一本橋は時間を計ってもらわなかったので何秒かかったのか分からないけど、たぶん、6秒とかじゃないかなー。今日は一本橋を5回やって一度も脱輪しなかったのでヨシということで。

短制動は2回やりました。どうも俺の止まる位置は、本来止まる位置である11mのずいぶん手前の8mとか9mくらいの辺で止まるので、ブレーキ開始時に40km出てねーな、きっと(笑)。あんまりスピード出して突っ込むと今度は11mじゃ止まれなくなるので、その辺のさじ加減が難しいところ。検定では速度不足はやり直しが1回だけ出来るけど、11mラインを超えたら一発で検定中止なので、避けなければなりません。
パチ氏は短制動で止まる寸前に器用にギアをローまで落とす癖があって、それを指摘されてました。俺は俺で止まる時にバランス崩して右足着いて、教官に、

「もしもボクが横走ってたら、今間違いなく右足ひいたよ。あーあ、ひかれちゃった。入院だ入院。すぐ会社に電話しなくっちゃ。奥さんに、もうバイクには乗らないでって泣きつかれちゃうよ、あーあ、大変だ。あたしとバイクどっちをとるの? なんて聞かれちゃったりするかもしれない。オリはどっちにも乗るから、なんてお茶を濁したってダメだよたぶん。いいね、右足着くっていうのはそういうこと」

指導員の走りを後ろから見ていると、コーナーとかってほんと綺麗に曲がっていきますな。徐行しながら左折の時もうまーくバイク倒してクルッて回ってくんすよ。俺なんかだと内輪差が気になって頭を出しすぎて回り始めるので、だいたい大回りなダサイコーナリング。

総評は、
「パチ君は次がみきわめだね。ま、今の時間みたいな感じで乗れれば大丈夫だから。一点だけ、短制動でギヤをローにして止まるの、あれだけはやめよう。ギヤ変えてる余裕があるならもっと手前で止まらんかい、って議論になるから。株六さんはスラローム遅すぎね。検定は8秒以内ならオウケイだけど、目標は高くってことで、コンスタントに6秒前半くらいが出るように頑張って」

検定のコースでは、最後に、スラローム→ 一本橋 → 短制動、とテクニカルお題が3連チャンなので、プレッシャーかかりそう。
どんなに法規走行がうまく出来たとしても、パイロン倒せば一発で検定中止、橋から落ちれば一発で検定中止、11mラインを超えたら一発で検定中止。いやーー、これは怖いでえええ。

落ちたらどうしよう、とかって考えてると、イメージが完成されて心に焼き付けられて本当に落ちるので、考えないことにしましょう考えないことにしますw

会社を早退して、19時から乗って参りました。

電車の都合で、教習所に着いたのは18時20分。時間があったので他の人の教習を見ていたら、おねーちゃんが小型二輪の教習を受けていました。走り具合と指導員の親切さ加減からすれば、今回が初乗りなのでは。試験場での俺みたいな走り(爆)。ギクシャク具合が秀逸っていうか。ずーっとリアブレーキ踏みっぱなしなのも、なんか愛嬌ありましたね。

で、普通二輪組の顔を見てたら、おおっ、あいつは1回目の教習で連れだった子犬じゃねえか! 野郎、今じゃヒュンヒュンスラローム抜けてやがる! 震えていた君を知っているだけに、妙に自信満々なその姿がどこか滑稽に見えてしまいましたw


今日の連れは、1−6で一緒だったボウズ氏。ボウズ氏はいつも長イスのところに行っちゃうので話し掛けるきっかけなし。
で、指導員は1−1の時のジャニーズ系。

「ボウズ君も株六さんも、次回はみきわめだねー。じゃ、今日はみきわめを視野に入れて、練習しましょう!」

暖機後に2回坂道発進の練習して、後は検定1のコースを2回走って、余った時間で、超低速おまっ止まってね?走行をして終了。

特別書いておくようなことは何もなし(笑)。
1段階後半にもなれば大きなヘマをやらかしたりもしないし、新しい教習事項なんかもなくて、単に復習をやってるだけなのでわざわざ書くようなネタがないのよね。ジャニーズ指導員はたいして個性がないので、指導員ネタでも盛り上がるシーン特になし。

無事ハンコもらって、次回みきわめとあいなりました。


いつもは教習所に車で行ってたんだけど、今日は初めてYBで行ってみました。で、教習終ってYBに乗ったら、もーーなんじゃこりゃー完全におもちゃやん、みたいな状態に。
クラッチなんか軽すぎてワイヤー切れてるのかと思ったし、YBはギヤが逆なので、ローの後セカンドのつもりがニュートラルになって、

ギャーーーーーン

とか教習所の前で珍走の人みたいにフカしあげて恥ずかしかった(爆)。
車体は軽いっていうかスカスカだし、加速は遅すぎ。試験場のおっちゃんが言ってた、

「原付なんて二輪じゃないよ。じ・て・ん・しゃ

の意味を実感(笑)。

9回目はいわゆる「一段階のみきわめ」。OKが出れば無事二段階へ。

今日の連れは、またまたボウズ君。会釈はするけど会話はなし。今までの指導員との会話を盗み聞いた内容から判断すると、隣町の某実業高校生で、ボウズだけど野球部ではない。

指導員は、1−4の時の公家系な人。

小雨がパラパラ降っていたので、教習所備え付けのカッパを着用して教習開始。ぐ、このカッパ、暑いナーー。ほとんどサウナスーツ状態。

外周をちょっと流してから、ウォーミングアップがてらテクニカルエリアで超ノロノロ運転で8の字とスラロームをやって、エンスト2回、足つき3回(爆)。ぐはは、下手すぎる、俺。ちょっとアクセルを開ければバイクが起きあがると頭では分かっていても、グラっとくるとビビってすぐ足ついちゃうのよねー。
で、発着点に集合して、指導員、

「じゃー、みきわめということですけれども。コースは覚えてるよね? じゃ、最初は株六さん先頭でいきましょう。コース内にあるパイロンを倒さない、一本橋で脱輪しない、これだけは厳守してください」

というわけで、俺から審査開始。

ちなみに1コースのお題順を示すと、

外周 → 指定速度(35キロ) → S字 → 交差点 → 一時停止 → クランク → 一時停止 → 障害物 → 見通しの悪い交差点 → 踏切 → 坂道発進 → 交差点 → 一時停止 → スラローム → 一本橋 → 短制動 → 終わり

まぁ、たかだかみきわめですからあ。

と調子コいてスタート。踏切までは特に問題なし。いや、細かい指摘事項としては、左折する時にちょっと右にアオってから曲がるのやめい、とか、顔をもうちょい上げて走った方がええね、とかはありましたけど。

で、踏切。ここが今日の最重要ポイント(笑)。
一時停止して左右確認、渡りきるまではギアを変えないで通過、というのが踏切の基本ルール。
停止線で止まって、左右確認してから発進したら、いきなりノッキング気味で踏切内へ。むむむーーー、これってひょっとしてセコ発進かあー? でも、踏切内ギアチェンジ不可だし、ようし分かったテリー(誰)、このままセコで通過じゃーーー、と通過はしてみたものの、3回くらい左足でケンケンwしたような気がしないでもない。

渡りきってからギア踏んでみたら、カコンとか言うし。やっぱセコ発進だったか。
ケーーーーーーーーッ。やっちゃったーー。

この失敗で、一気に精神的余裕がぶっ飛んで、別人のようにアップアップな運転に。坂道発進はもともと得意というか、失敗したことがないので普通にこなせました。問題は、最後に控えた3強のスラローム、一本橋、短制動。

坂道発進の後の交差点で左折するんだけど、ウィンカーのスイッチのつもりが明らかに動揺しててクラクションボタンをオン(爆)。

「プップーーー!!」

ぎゃはあー、恥ずかしい。これはひどく恥ずかしい。
クラクションなんて間違えない限り絶対鳴らさないもの(笑)。
ウィンカーとクラクションの区別もつかない奴が二段階とか言ってんじゃねーよ、ボケが(爆)。

解説者が居たらきっと、

「あー、踏切のミスがモロに効いてますねー。あと一発当たれば倒れるんじゃないですか、これ」


ところで、テクニカルエリアを簡単に図示しましょう。

テクニカルエリア


正しいコースどりは、下のところから出てきて外周を横断して、左折してスラロームをやった後、左折&左折で外周を走って再び左折&左折で一本橋、一本橋が終って左折&左折でまた外周に出て短制動へ、というレース運び。

でも、練習の時は、スラロームが終ったら右折して8の字コースの外側をグルっと回って一本橋へ、一本橋が終ったらまた右折して8の字の外を回って再びスラロームへ、というように交互に練習してました。

踏切ミス&クラクション鳴らしで凹んだ株六、スラロームをヨタヨタ8秒くらいでなんとか通過はしてみたけど、練習の癖でそのまま右折して致命的コース間違い(爆)。うぉやべえ間違えたと8の字の手前で無理やりUターンしようとするも、角度がきつすぎて左足つきまくり&バイク傾きすぎでギョエエエもしや初ゴケがみきわめ時? と冷や汗をかきながらも、なんとかバイクは倒さないで済みました。
が、激しく動揺しまくり。一本橋コースへ向かおうとなんとか外周に戻って、外周を走りながら左折をしようと合図を出したら、

「プ。ププッ!!」

(爆)

またクラクション鳴らしてるよ、俺。ぎゃはは

ヘロヘロになりながら一本橋へ。乗り始めがいきなり右側に寄ってしまったので、すぐ脱輪するかと思ったけど、

「今まで2回もクラクションを鳴らしてきたやないか。もう失うものなんて何もないんじゃー!!」

と意味不明な開き直りでなんとか渡りきりました。

短制動もお約束で後輪ロックしてたけど、もー、こーなったら負けついでだ!!w


なんとか発着点に帰還。指導員、

「株六さん、踏切のセコ発進からちょっとペース崩れちゃったね。まぁ、二段階に行ったら交通法規が絡むから、色々気を配ることが多くなると思うけど、ま、左折の小回りを心がけるのと顔をもっと上げて走りましょう。じゃ、次、ボウズ君いきましょう」

というわけで、みきわめOKでした。グフフ。
教習所がぬるすぎなのか、俺の理想が高すぎるのかは謎だけど。

ボウズ君も無事OKでした。


というわけで、次回より2段階へ。補習がないとすると、2−8が2段階みきわめ、それにOKだと卒検。盆休みをうまく活用すれば、8月中の卒検も可能っぽいけど、どーかなー。
今日の教習が終った時に5人くらい入校手続きしてる人がいたし、学生は夏休みだしで来月は混みまくりそうな予感。

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