2023年2月下旬に湯田中温泉の隣り、渋温泉へ行って参りました。
渋温泉は、近くに野生の猿が温泉に浸かる風景で世界的に?有名な『地獄谷野猿公苑(Jigokudani Snow Monkey Park)』があります。
そんなわけで、渋温泉にも猿目当ての外国人旅行者がたくさんいました。通りを歩いている観光客も日本人より外国人の方が多め。
今回の宿は、『若木屋旅館』
じゃらんの口コミがやけに良すぎるのでちょっと怪しい気もしたけど、まいーかで予約。
■宿の窓から。雪が舞っていると風情あります

ちなみに、渋温泉の宿というと有形文化財な『金具屋』が圧倒的に有名です。

有形文化財に泊まれる所ってそうそうないですよねw
何で金具屋にしなかったのかと言えば、値段的に無職が泊まるような宿じゃねーだろ、という気もしたし、「渋温泉へ行こう!」と思ったのが行く日の3週間前でそもそも空きが無かったんです。
で、若木屋旅館。
良い点
・館内に犬がいるせいか、犬同伴で宿泊可。愛犬家の方には嬉しいですね〜。イッヌ!
・外湯の七番湯、六番湯に激近
・女将さんのさじ加減?ですが、館内の風呂を家族専用にしてくれた
・食事のライスが激美味
・冬場は部屋にコタツあり
・お風呂がリフォームされて奇麗
ビミョーな点
・階段が昭和のおばあちゃん家並みに急。膝が悪い人はほぼNG
・現金決済のみ
・階下で人が歩くと?床がビミョーに揺れる
・下の階の人のイビキがイイ感じに聞こえる
・イッヌ嫌いの人にはきっと地獄w
・トイレの無い部屋がある(私が泊まった部屋にはありました)
・この宿に限ったことではありませんが、駐車場がちょっと離れているので荒天の日は辛そう
この宿の見せ場は、とにかく食事のお米なのであります。今までの人生で食べた白米の中で間違いなくトップ3に入る美味さ。むちゃくちゃ美味しい。お米の実力はもちろん、その炊き方も絶妙。晩飯、翌日の朝食ともに同じ美味しさだったので、「たままたうまく炊けちゃったのよ〜、おほほほ」でないことは明らか。もはや名人芸の域。正直、温泉どーこーより、この白米を食べるのがメインで来る価値ありです。
■晩飯(一部)

■朝食(一部)

散々ベタ褒めしておいて、肝心なライスの写真、撮ってねーし!(爆)
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渋温泉と言えば、九つある外湯巡りも楽しみの1つです。
■九湯めぐり
https://www.shibuonsen.net/onsen/
渋温泉の宿に泊まると、宿で外湯のカギを貸してくれます。(紛失すると4400円w)
宿泊者以外は、九番湯の大湯のみ利用可能。
『祈願手ぬぐい』を買えば、外湯巡りがスタンプラリー感覚で楽しむことができます。
脱衣場は裸のロッカーのみなので、貴重品は宿に置いてきた方がいいでしょう。
■例:7番湯のロッカー

※服の脱ぎ方で育ちの悪さがバレバレでんな。。( ̄▽ ̄)
私はスマホと千円札2枚をジーパンのポケットに入れたままにしてましたが無事でした。…って、単にドロボーが入って来なかっただけかw
■7番湯の浴槽(九湯の中では狭め)

お風呂の広さは外湯によってまちまちなので、小さい所は時間帯によっては混んでいて入れないかも?
また、洗い場がほぼ無いので、ガチで身体や頭を洗いたい方は宿のお風呂を使った方が良いでしょう。
それと、どこも源泉の温度は激熱(すごい所は90度近いとかw)なので、直前に誰も入っていないとほぼチンチンで死にたい奴から湯船に飛び込め状態。(爆)
しかも、6番湯とかは水道の蛇口が壊れているのか凍結防止のために閉めているのか分かりませんが、どれだけ蛇口を開けてもまったく水が出ず、温泉津温泉のあつ湯を超える湯温に達しており地獄でしたw
逆に、外国人な方が出た直後はぬるめになっていることが多め。ま、ぬるい時は源泉の近くに行けばすぐチンチンwなので問題なし。
ところで、外国人の中にはものすごい体臭を持っている人がいて、脱衣所の残り香にクラクラすることがありました。ワキガなんていう優しいレベルじゃなく、濡れたまま放置された雑巾というか洋食屋のオニオン多めな厨房というか約10時間履きっぱなしの蒸れ蒸れ革製ロングブーツの中というか。何とも例えようがない。例えようがないんだけど、一言で言えば「日常生活で嗅ぎ慣れていない不快な臭い」とかかなあ。って、マンマ?w
たまたま一緒に服を脱いでいた日本人のオジサンと「ん? 何かくさくね? …おまえか? バーカ、俺じゃねーわ! あ、さっき出て行った外国人?」みたいな謎のアイコンタクト交わしたりして。
ま、こういうのも異文化交流の一つ、ある意味で非日常の貴重な体験をしたよねと前向きに捉えて参りたい!
というわけで、外湯巡りのまとめ
・立て続けに巡る時は水分補給を忘れずに
・立て続けに巡る時は浴衣&下駄の方がオススメ(基本、熱いので汗ですぐずぶ濡れになるw)
・湯舟が小さい所は混んでいて入れないかも?
・貴重品は持ち歩かない
・先客がいる時は「こんにちはー」と声をかけて入ると和みまっせ
・思いがけない異文化交流も楽しみましょう
あ、そうそう、渋温泉街の道は狭めなので車の運転に自信の無い方はくれぐれもお気をつけください。
ま、宿の送迎なハイエースなどもビュンビュン走っているので極狭ではありませんが、荷物の積み下ろしで路駐車がいると一気に狭くなって難易度が上がります。自分の後ろに車が来てなきゃそのまま待っていてもいいけど、後ろにせっかちな車が来て思っきりラッパ鳴らされたりすると怖いですよねえ。。
というわけで、載せ損ねた写真をアップして今回は終了です。
■宿の駐車場から(川っぺりに宿ごとに割り当てられていて路駐。違法駐車ではありませんw)

■マンホールのフタ

■名句:芋は今咽元あたりろくろ首

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