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12月になってもやっぱり無職で暇なので、北陸・石川県へ行って参りました。旅程は2泊3日。

1日目:埼玉→金沢、七尾、和倉温泉泊
2日目:和倉温泉からバスツアー、金沢泊
3日目:金沢→埼玉、帰宅

それにしても北陸新幹線のおかげで、関東から金沢へは本当に近くなりましたな〜。
東京−金沢間は最短で2時間半だそうな。
私が学生の頃は、長野−富山間ですが特急使って3時間、鈍行で5時間。車なら高速使って3時間、オール下道で6時間弱だったような。学生時代に池袋から富山までオール鈍行で帰ったことがあったけど、昼の11時に池袋を出たのに、富山へ着いたのは終電でした(爆)。高崎の乗り換えで、まさかの2時間待ちをくらったのが痛かった。。
…て、30年前と比べてもしゃーないなw

6時半過ぎに自宅を出て、ケチって行けるところまでは鈍行で行ったので、金沢着は11時過ぎ。…どーでもいいけど、こういう時に「ええ〜、鈍行?! ウソでしょ〜? っんとにセコいんだよなあ。とっとと新幹線乗れよ! マジ小さいのはあそこだけかと思ったら人間もでやんの、ペッペッ!!」みたいなパートナーじゃなくて本当に良かった。。w

金沢駅に着いて、「まずはランチを食おう! 海近の最初の飯は鮨一択やろ〜」というわけで、ググルマップで何となく見つけた『北陸金沢回転寿司 のとめぐり』へ。

西口を出てすぐ右へ行き、クロスゲート金沢の2階にあります。
カウンターは満席でしたがボックス席に空きがあってすぐに座れました。ラッキー。
回転寿司とは言うものの、セット握りは人が直接持って来てくれ、単品な握りを頼んだ時のみレーンで運ばれてくる感じ。ボックス席の注文はすべてタッチパネルでするので、声が小さい方にも安心です。
私は「のとめぐりランチ」嫁は「上握りランチ」。

■のとめぐりランチの握り一部(他に、カニ軍艦、白エビ軍艦、のどぐろ海苔つつみなどが付きます)
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■上握り
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おおー、なんかいいやつ来た〜。
うめー。すし、うめー。アカニシガイ、のどくろ海苔つつみが特に旨かった。

鮨を持って来てくれた板前さんが各ネタをていねいに説明してくれるのも好印象。
「北陸来たら、やっぱ白エビ食わなウソやろ〜」
と白エビのから揚げも注文。

■白エビのから揚げ
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ちょっと腹が足りんなと、追い白エビして、ネギトロ、かんぴょう巻、レンコン団子なども追加。
お会計は8千円ちょっとでした。ブハハ、無職のくせにランチにしてはちょっと調子に乗り過ぎた(爆)。
のとめぐり、分かりやすく美味しいので、ぜひオススメいたしたい!

金沢駅から七尾へ移動。
特急な選択肢もあったけど、時間が合わなかった(乗車時間は30分短縮できるけど、出発まで駅で1時間待ち)ので鈍行で行きました。
「平日の昼間12時半発の鈍行やで? どうせスキスキやろ〜そんなもーん」とナメていたら、高校生が大量に乗車していて立っている乗客多数。マ、マジっすか。でも、ギリギリ座れました。てか、正午過ぎでなんでこんなに学生おんの? テスト期間中? 謎。
どう見ても高校生なのに、みんながみんな学ラン着用なのもちょっと驚きました。この辺は私服通学じゃないんすね。ちなみに、私の隣りに座っていたのも学ラン男子高校生。座って少し経って、隣りの彼からおばあちゃん家のニオイwがして来ることに気が付きました。「そうか〜、きっと昔から伝わるデカい家に三世代で暮らしてるんだろな〜。この力強いぬか漬けの香りはどうだ! これわ曽ばあちゃんさえも存命な可能性があるぞ!」などと妄想してニヤニヤしておりました。キモッ。
車窓から外を眺めていると、金沢から離れていくにつれてデカい&手の込んだ造りの家が明らかに増えてきます。
↓こんな感じの家
無題
↑の家もそうですが、真っ黒で独特の艶がある屋根瓦を使っている家が多く、「なにこの瓦、石川で流行ってんの?」な印象あり。

七尾駅着は14時前。

■七尾駅名標。和な感じがイイ!
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七尾と言えば、言わずと知れた100名城の七尾城っすよ!
…が、100名城スタンプは七尾市役所内にもあるという情報をつかみ、駅から徒歩10分もかからない市役所でスタンプをペロっと押して「七尾城のほう、完遂いたしますた!」

てか、城跡をろくすっぽ見ずにスタンプだけ集めて、それ、ホントに意味あるう??
いやもーこれホントの話、城が好きかって言われると、実は自分、そうでもないんです。

…て、100名城スタンプについての複雑な思いwは、旅行記に書くようなことじゃないので、いつか別記事で書きたいと思います。…書かなかったらスミマセンw

七尾市役所から徒歩で移動。歩き始めてすぐにパラパラと雨が降り出し。北陸は「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるくらい、天気が変わりやすいので傘は必携なのであります。
15分弱歩いて「七尾フィッシャーマンズ・ワーフ 能登 食祭市場」へ。カニや鮮魚などから、漆器や九谷焼、おみやげ的なお菓子など、色々なお店があります。食事をできる所もあり、買った鮮魚をその場で調理して食べられる感じのお店もありました。
日本海が見られるデッキもあるんですが、あいにくの雨模様。。

■日本海@七尾
日本海@七尾
シーズン柄、とにかくカニがイチ押しな感じでした。水槽の中で生きているカニもいたりして、見てるだけでもちょっと楽しかった。
徒歩で駅へ戻り、駅前にあるドンキでちょっと時間つぶし。

七尾駅はJRの改札と「のと鉄道」の改札が別になっていて、旅行者にはちょっと分かりづらいかも。
のと鉄道はSuica(というか交通系IC)が使えないので、改札のところにある券売機で切符を買います。となりの和倉温泉駅まで190円。切符を買わずに、車内で車掌に現金で払っても良いそうな。乗車して6分弱で到着。3両目に乗っていたので、別所線(何)みたいに先頭車両の一番前のドアしか開かないとかだったらヤだなあ、とちょっとドキドキ。停車する頃にはどこからともなく車掌が現れました。乗っている車両のドアがちゃんと開いて、その横に車掌が立って降りる乗客の切符を回収し始めたので安心しました。
和倉温泉駅を出たところにあるロータリーに、その日に泊まる予定なホテルのマイクロバスが停まっているのを発見。お迎えの予約はしていませんでしたが、ダメ元でドライバーのオジサンに声をかけてみたら、空きがあるから乗ってかまわないとのこと。ラッキー! ホテルまで歩かずに済みました。元々乗る予定のお客さんが来るまでの待ち時間、オジサンとダベリ。ちょうどW杯中だったので、サッカーな話題で盛り上がりました。
最近は外国人のお客さんも明らかに増えて来たそうで。「ちょっと前に林さんって人が予約しててね。で、お迎えに行ったら中国人のお客さんで、『リンだ!リンだ!』とか言うわけ。あー、なんだ、ハヤシさんじゃなくてリンさんか! 漢字だけじゃわっかんねーよ、そんなの。って話でね。がはは」と、しっかり仕上がってる話もありましたw

この日の宿は、『和倉温泉 ホテル海望』
和倉温泉と言えば、言わずと知れた加賀屋が超有名ですが、さすがに無職の40代が泊まるような宿ではないと思われ。。w そう言えば、駅のロータリーには各宿のお迎えのマイクロバスがたくさん停まっていたけど、加賀屋のバスだけは唯一の大型バスでした。恐るべし、加賀屋!

ホテル海望はその名の通り、客室からのオーシャンビューが素晴らしい。
ここに限らず、和倉温泉の宿は絶対に海側の部屋に泊まるべし。ここは絶対にケチってはアカンとこ。

■部屋からの夜明けの海
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平日で空きがあったせいか、予約していた部屋よりもグレードアップされた部屋を用意してくれて、ラッキー!(≧▽≦)

大浴場も眼前が海なので、それを眺めながらの入浴がサイコー過ぎますね。
お湯を舐めてみたら、塩味が効いてかなりしょっぱい系。コロナ対策でサウナが閉鎖されていたのがこの宿で唯一残念なところでした。

晩飯処は、パーティションで区切られた半個室な感じ。
宿泊客の名前入りでお品書きが用意されていました。

■お品書き(名前の所は見切れています)
お品書き
■お造り、アワビ、カニ
晩飯1
アワビは焼く前に活きていることを確認させてくれますw
ブリ刺しも特に良かったっす。
料理よりも、給仕してくれるおば(あ)ちゃんがなかなかのクセ強で私好みでした(爆)。
アワビから出た汁を飲まないでいたら、
「あんた! 汁飲まなくてどーすんの。亜鉛よ、亜鉛!美肌に効果ありよ!」
とか、日本酒を熱燗で2合頼んだら、とっくりからこぼれるくらいにビッタビタに入れて来て、時々こぼしながら、
「あは、入れすぎちゃった! 入れすぎちゃったの! こ、こぼれるう〜、ダメ、ダメ!」
とかゲラゲラ笑っちゃってんの。あと、釜めしの燃料に勝手に火を点けようとしたら、
「早い早い! まだ、早いわよ。火を点けるのはカニの後! あせっちゃ絶対ダメ!」
とか。
客によっては「おい給仕、アンタ無礼だろ!」と怒ったりするのかもしれませんが、私はこういう感じのクセ強キャラな人、大好物~w 旅先で出会うクセ強な人も、旅の醍醐味の一つなのであります。

* * *

翌日は、5時半過ぎに起床。
すがすがしい早朝にホテルの周りを散歩してから朝風呂入ってフゥー、とか思っていたんですが、いざ起きたら外はまだ全然暗いし。。日の出を確認したら6:48でした。アホや、日の出の時間くらい寝る前に確認しとけや(爆)。
この日は、8時過ぎにチェックアウトしてバスツアーへ参加する予定だったので、早朝の散歩はあっさり断念。ま、傘なしじゃ歩けない程度の雨が降っていたので、天気的にも散歩はちょっと厳しかった。
6時半過ぎに大浴場へ行ったら先客は3人でした。う~ん、朝焼け見ながらの入浴もいいもんですなあ。
本来は7時半から朝食だったんですが、8時にはチェックアウトしておきたかったのでフライング気味に朝飯処へ。爽やかなイケメンお兄さんに案内されて海の見える席へ。前日の晩飯時に、
「明日の朝食はビュッフェですからね〜」
とおばちゃんが言ってたような気がするけど、普通に定食スタイルでしたw
「あの人、なんでウソついたんだろ?」
と嫁とゲラゲラ笑ったりして。

■朝食
朝飯
最初は左側の状態で提供され、後から右側の蒸したてアツアツの魚&野菜・その他が提供されます。イカ刺し、ヨーグルト、豆腐が特に良かったっす。でも、いわしのアンチョビ的なやつが唯一ビミョー。独特なニオイがそもそもNGな人もいるだろうし。私は油断して食ってたらいわしの骨が絶妙な角度で歯茎に刺さってテンションダダ下がりでした。株六、ざまあ!(爆) いやホント、こんな危険な食い物、注意喚起もなく出したらアカンで。。
私はしませんでしたが、ライスはおかわり可能です。

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