子どもの頃は、あればあるだけお金を使う子供だった。
大学を出るまで貯金は常にほぼゼロ。学生の頃は仕送り&バイト代で手取り月収20万円以上あり、家賃3万円ちょい(光熱費込み)な安下宿にいたにもかかわらず、貯金ゼロ。育英会の奨学金(月4万ちょい)も貸与されていたので貯蓄どころか純資産で言えば完全にマイナス状態。
学校を出て地方の小さなソフトウェア会社に就職してからも、給与はその月にキッチリ使い切る生活。
貯金がゼロであることに何の違和感も疑問も覚えない、だって、お金って使うもんでしょ?
私はマネーリテラシーゼロのまま25歳まで生きていた。

そんな私の転機。
2000年、私は大手の某システム会社に派遣プログラマで通っていた。その職場にいたサブリーダーの人が、株で5000万儲けて一戸建てを現金一括で買ったツワモノだった。
ある打ち上げでその彼と席が隣り同士になり、酔って来た彼が言った。

「なあ、株六、おまえ、株やってないの? 嘘だろ? 労働者が労働して得る賃金なんて、資本主義の世界じゃ残りカスも残りカス。ほんっっっっっとに残りカスなんだぜ? その残りカスでさあ、じゃあどんな人生を歩めんのよ? って話でさ。資本主義下では株主になんなきゃ、どーにもなんねーぞ

その残りカスを毎月使い果たして、次の残りカスを待つ生活。
それがこれからも繰り返されて行き、やがて老い、そして死ぬ。

いいのかそれで。
本当に、いいのかそれで。


よーーーーーーーし、わかった、
いや、よーわからんけど、とにかく株っちゅーやつをやってみようじゃないか!

そう思って私が大和証券に口座を開いたのは2000年6月。

ITバブルは天井をつけ、相場は既に崩壊が始まっていた…。

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■オススメ本:『株式上達セミナー:これで成功は約束された』
株系読み物としては、今となっては硬派な部類かも。


(つづく)

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