※文量多いっすw

この日は、Mが中国に住んでいる兄と中国銀行へ行かねばならない用事があるとかで深センへ。
前日にスーパーで買ったカップラの出前一丁wを食ってホテル発は7時頃。
余談ですが、香港のカップラ売り場はカップヌードルとなぜか出前一丁が結構な幅を利かせていました。スナック菓子はベビースターだったりジャガビーだったりかっぱえびせんだったりで日本製の菓子が多数。

深センへは電車で。
炮台山から乗り金鐘で乗り換え、旺角へ。また乗り換えて、九龍塘へ。さらに東鉄線へ乗り換えて上水駅でお兄さんと落ち合う手はずになっていました。

乗り換えは多いけど、日本で電車に乗り慣れていれば特に問題なし。でも、漢字圏じゃない国の人はきっと大変なんだろうなぁ。
途中の大埔墟駅では、大量の荷物を抱えた本土な中国人が大勢乗車してきて車内の騒音度が一気に上昇(爆)。香港人達もやれやれ顔でしたw

上水駅着は8時過ぎ。

■上水駅のホーム風景
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お兄さんとなかなか落ち合えず、合流したのは8時半前。
先頭車両付近で待ち合わせだったはずが、お兄さんは後方車両側のベンチで1時間くらい待っていたそうな(爆)。
3人で電車に乗って羅湖駅へ。羅湖駅は、香港で買い物をして戻る(または買い物へ行く)本土な中国人と、深センへ買い物をしに出かける香港人とが入り乱れて結構な混み様。

羅湖で香港を出国し、そのまま歩いて深センで入国審査。入国時に入国カードを書くんですが、「時間がもったいないから、審査の行列に並びながら書け!」とお兄さんからお達しが。怖っ!w
入国時には金属探知機なゲートが一応あり。が、通る人通る人みんな赤ランプでブーブー鳴ってるのに、審査官はまったく気にせず(ていうかこっちを見もしないw)みんな素通り(爆)。オイオイ、ホントにこんなんでええのん?

というわけで!
いやっほーー! 人生初の中国本土を踏んだでやんすよ〜♪

深センは入国してすぐ、羅湖商業城(すげえ名前だ。城ですよ、城w)というでかいショッピングセンターがあります。
とりあえず、とっとと中国銀行へ行かないと長蛇の列ができてしまうとかで、まずは銀行へ向かって3人で徒歩移動。
深センの風景は、今風な近代的ビルもあれば、きったねえ高層アパートなんかもあったりして独特。歩道も、ところどころ土が丸出しな区間があって、香港の真似をしているんですけど、そこはやっぱり中国本土なんでえ、的な?(笑)

■途中にあった交番の前の自転車
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なんなの、この手作り感いっぱいな警察車両w


ちなみに、今回のMの所用とは、何年か前にお兄さんのお金をM名義で定期預金してあり、それが満期になったから解約に行くんだそうな。年利5%(!)も付く定期だそうで。お兄さん、投資関係の仕事をしていたという噂は聞いていたけど、ホント抜け目のない人やわあ〜。
銀行では、手続きに下手すりゃ3時間くらいかかるかも? との話でしたが、予想に反してスムースに手続きが済み1時間弱で終了。
お兄さんはかなり潔癖症?なのか、窓口に座ったMへおもむろにウェットティッシュを出し、「拭け! いいから手を拭け!!」とか言ってるし(笑)。

手続き途中にMがトイレに行こうとしたら、

行員♀「コラコラ、預金者のあんたがいなきゃダメでしょ!」
M「ダメダメ、緊急なのー!! トイレよ、トイレ!」
兄「トイレット!!」
行員♀「だーかーらー、あんたがいなきゃダメだっつってんの!」
兄「トイレット!! トゥイレット!! トゥォイレット!!!!」

お兄さんが「トイレット」の発音を色々変えつつ真剣に声を張り上げているのが、傍から見ていて吹き出しそうなほど面白かったっす(爆)。
結局、ジェスチャー(この時の二人のジェスチャーも傑作だったけど。。w)で行員も「なんだ、トイレかよ」と分かってくれたようで、無事トイレに行けたMでした。

チラっと窓口を見てみたら、

ものすごい量の札束が塊になって用意されてるし。。((((;゜Д゜)))

お兄さん、それをしょっていたデイパックへ無造作に放り込み。このシーンだけ切り取れば、ただの銀行強盗やで(爆)。お兄さん、

「人民元が少しは無いと深セン観光がままならんだろう」

と500元ほどMに渡したと思ったら、またまたウェットティッシュを出して、「人民元は世界で一番汚いお金なんだ。お前も今のうちに手を拭いておけ!」とか言ってましたwにしても、「世界で一番汚いお金」って、物理的な意味だけではないような?(爆)

「じゃ、俺はこれで! もし、ランチすんならシャングリラの飲茶屋がいいぞ」

と言い残して、お兄さん、あっと言う間にいなくなってしまいました。
もし、この定期預金解約劇の一部始終を見ていた輩がいたら、お兄さん、銀行出てから絶対襲われるで〜と思ったけど、普通に無事だったそうです。いやー、それにしてもリアルであんな量の札束見たの初めてやわ〜。

せっかく深センに来たのに、これでランチ食って帰るんじゃちょっとつまんねーな、ということで老街(ラオジエ)へ徒歩で移動。15分くらい?
老街は古くからの商店街なんだそうな。マックやゲーセンなんかもあったりして、例えるなら地方都市の商店街風w
色んな店が入ってそうなショッピングモールみたいなところに入って、ちょっとウロウロ。食い物屋な小店がいっぱいあって、餃子屋だったり豚足屋だったりココナッツ屋だったり。建物の作りは、ほぼ日本のフードコート。でも、何ていうか、屋内の空気が場所によってはかなりくっせえ(笑)。生ゴミ臭というかドブ臭というか。
Mがアイスクリームを買って食ったところでは、甘すぎるけどデキとしては美味しかったそうです。

■フードコート的風景(平日の午前10時過ぎなのでまだほとんど客がいない)
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しばらくブラブラしましたが、もういいやになって、ランチを食べにシャングリラホテルへ。
せっかくだから、深センの地下鉄にも乗るか! と老街駅から乗って2駅先の羅湖駅へ。切符売り場の自販機でお金を入れると、おもちゃのカジノゲームのプラコインみたいなのが出てきて、どうやらそれが切符らしいw 改札はちゃんと自動改札でそれをかざして通るシステム。
シャングリラホテルは羅湖駅から徒歩5分くらい。何年か前に、Mがお兄さんと一緒に行ったという飲茶屋へ。Mの記憶では食べ放題バイキングだったそうですが、お店が見当たらず。。
2階の飲茶屋の前でうろうろしてたら、中からカワイイ感じのおねーさんが出て来たので、Mがカタコト英語で「ここは食べ放題なコースはあるのか?」的なことを聞いてみたけど、おねーさんは全く英語ができず。。「each」すらも通じない。

「まさかシャングリラでぼったくられねえだろう」

などとまったく根拠のない楽観的憶測で入店(笑)。
11時半くらいだったと思うけど、5,6組先客あり。 
店員♂に飲み物は何にするか聞かれたので、とりあえずビールだな、と「ビアー!」と言ってみたら、これまた通じない(爆)。「ビアー! ビィアー!! ヴィアー!!」と微妙に発音を変えて繰り返す俺。

…てか、こんな風景、さっきどこかで見たな(爆)

別の店員のおねーさんが分かってくれたようで、
「チンタオ?」(ホントはもっと中国語っぽい発音だったけどw)
と言ってくれました。英語が通じて嬉しさで、思わず「イエス! アイムチンタオ!」言いそうになりましたよw

ここもメニュー表に鉛筆でチェックをして注文するシステム。

■メニュー表
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女人街で食った飲茶より、ここの方が明らかに美味かったっす。

■肉まんと豚の顔したカスタードクリームまんみたいなの
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■牛肉の米麺
写真省略w


13時前に退店。

17時40分集合のビクトリアピークの夜景ツアーを申し込んであったので、とりあえず深センは出るべーと、香港へ再入国。Mは免税エリアで花のつぼみのお茶?を安く買えたようでご満悦。
入国時に、審査官風のおっさんに呼び止められ。パスポート入れを首からぶら下げてシャツの中に入れてあったんですが、その腹の膨らみがおっさんにはどうやら怪しく見えたようで。。
でも、Mが駆け寄ってきてくれたせいか、

オッサン「アーユージャパニーズ?」
私「イエス! アイムジャパニーズ!」

と今年一番くらいのハキハキさ加減で答えたら、「なんだ、日本人か。日本人って絶対そこにパスポート入れちゃうんだよな〜」的苦笑をしながらすぐ通してくれましたw

再入国したものの、ツアーまではまだ時間があり。Mの提案で、5年間限定でブルースリー展が開催されているという香港文化博物館へ行くことに。車公廟駅で下車。

ブルース・リー展については↓のページ参照
http://hongkongunchiku.blogspot.jp/2015/07/5.html

入館して何となく歩いていたら、ブルースリーの若い頃?をモチーフにしたミュージカルの受付になぜかたどり着いてしまい。聞いてみたら公演時間は1時間ほどだそうな。途中退出もできるらしいので、とりあえず観てみることに。
何を隠そう、生涯初ミュージカルを香港で観ることになろうとわ! 当然ながら、すべて広東語でストーリーが全然分からねえ。。ところどころで観客が一斉にウケたりするんだけど、いったいどこで笑ってるのかも謎。20分くらい経ったあたりから寝落ちしそうになり、開演後35分でギブアップして退出(笑)。

ブルースリー展はちゃんと英語の説明もあるので、まったくチンプンカンプンということはありませんでした。
一部の壁が鏡の間のアレになっていたりして、ブルースリー映画を観たことがある人ならテンション上がること間違いなし!
ブルースリーの懐かしのフィギュアなども展示されており、

「あー! これ家にあった!」

とかMのテンションも高めでしたw館内のおみやげ屋でブルースリーなメモ帳とマグネットを購入。90H$くらい。私が飲食物以外でお金を使ったのはこの時だけかもw

16時半過ぎに博物館を出て、ツアー待ち合わせ場所のシェラトンホテルへ。尖東駅で下車して徒歩10分くらい? ちょっと時間があったので、重慶大厦(チョンキンマンション)へ行って、1階&2階部分を見学。この周辺だけは、色んな国の人がいて国籍の密度が段違いです。

■重慶大厦(チョンキンマンション)については↓参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E6%85%B6%E5%A4%A7%E5%8E%A6

集合時間を5分ほど過ぎて、ガイドさんからホテルに電話がかかって来て呼び出され、道が混んでいるとかで20分くらい遅刻するとのこと。そんなわけで、ツアー開始は18時過ぎから。ツアー参加者は私たち以外に、K夫妻、20代?な女性ペア、夫婦&姉弟(中学or高校生)なファミリーの計4組(すべて日本人)。K夫妻は私たち同様、このツアーのみ申し込み、女性ペアとファミリーはJTBな香港ツアーの1イベントっぽい。

実際に申し込んだのは↓のツアー
http://www.veltra.com/jp/asia/hongkong/hgk/a/13353

集合してすぐ晩飯とかで、徒歩5分くらいのところにある「京川料理・Mask」なる店へ。

■京川料理・Mask
http://tabilover.jcb.jp/hongkong/staff/shop_info/cat2/mask-of-si-chien-beijing.html


最初に出て来たジャガイモの細切り炒めが、モロ生にんにくの和え物で口クサ度ハンパなし(笑)。他には、酸辣湯スープ、麻婆豆腐、担々麺、白飯、チーズケーキなど。麻婆豆腐は辛いの無理な人は食えないレベルですが、なかなか美味しかった。どの料理も小鉢なサイズなので全部食べても腹6分目な感じ。
お店から、参加者全員へ小さなマスクのお土産がプレゼントされますが、正直イラネー(爆)。

19時に店を出て、ツアーのバスへ乗車。いわゆる45人乗りな大型バス。今回は10人しか参加者いないけど、週末だったらこれくらいのサイズが必要なほど参加者がいるってことかしら?
乗車して10分ほどでフェリー乗り場へ着き、フェリーに20分くらい乗ってワンチャイへ。
フェリーを降りてから10分弱歩いてプロムナード(遊歩道)へ。すぐ脇には、香港が中国へ返還される際に式典が行われたというなんとか会場wがあります。
20時から「シンフォニーオブライツ」と呼ばれる、音楽とビルに設置された光の祭典を見学。ガイドブックに載っている様を見ると、さぞ幻想的で美しいのかしら〜♪ と期待に胸が膨らみますが、実際はショボかった。。想像以上にショボかった。。今回の旅行の一番のハズレイベントだったと言っていい(笑)。始めから終わりまでトータル13分くらいですが、私は最初の2分でもういいやお腹いっぱいでしたw 音楽はそれなりに大音量でしたが、いかんせんレーザー光がショボ過ぎる。。観てても、

「で?」

って感じ。「だから?」でもいいかも。…て、どっちでもいいよ(爆)。

プロムナードからの夜景は見る価値があると思うけど、シンフォニーオブライツはわざわざ観に行くほどの価値はないと思ふ。

迎えに来ていたバスに再び乗り込み、ヴィクトリアピークへ。20時45分頃着。
ここはいわゆる「百万ドルの夜景」で有名なところです。噂通り夜景はすごかったけど、人込みもすごい。私はスムーズに移動したかったのでツアーで申し込みましたが、予算をセーブしたいとか乗り物への乗車待ちが苦にならない方は自力で来るのもアリだと思います。(ただ暑い時期だと、あのクソ蒸し暑い中で並んで1時間とか数十分待つのは相当きついと思う)夜景写真はそこら中にアップされてるので割愛w

21時10分に集合して、帰りのバスへ。某ホテルで降ろしてもらう予定だったんですが、ツアー会社からガイドさんへは伝わっていないかった様子。
ガイドさん&バス運転手で「経路どーすんべーよ?」的に何か相談していて、ちょっと困ってるみたいだったので、近くのトラム(路面電車)の停車場で降してもらって、トラムでホテルに帰ることにしました。(Mがトラムに乗りたがっていたというのもあり)トラムは2階建ての路面電車で、乗車料金はどこまで行ってもたったの2.3H$(30円ちょっと)という超格安な乗り物。

後ろから乗って、「やっぱり2階やろ!」と急な階段へ。私が階段をちょうど登り終わる頃にトラムが発進。いやー、トラムってめっちゃくちゃ揺れるのね。油断していた私はバランスを大きく崩して階段下へ転げ落ちそうになるも、後ろにいたおねーさんがクッションになってくれて大事ありませんでした(爆)。俺の全体重でボディアタックされたおねーさん、大丈夫だったのかしら。。もし、あの時に後ろに誰もいなかったら、そのまま階段下まで転げ落ちて、下手すりゃ骨折くらいしてても全然おかしくなかったヒヤリハット事例でした。

22時過ぎにホテル着。日本から持ち込んだジョニ黒がやけに旨く感じて、2時前まで深酒して就寝。



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